【事例あり】縦型動画広告が急成長|YouTubeショート制作の3つのコツ
企業のマーケティング活動において、手軽に閲覧でき没入感が高いショート動画の検討・実施の重要性が高まっています。
本記事では、ショート動画のなかでもYouTube Shortsに焦点を当てて、制作の三つのコツや事例を紹介します。YouTube Shortsで成功したショート動画は、他のプラットフォームの広告にも転用しやすい点も特徴です。ぜひ最後までご覧ください。
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目次[非表示]
- 1.縦型動画はYouTubeで多く見られている
- 2.効果を発揮するYouTube Shortsの制作の三つのコツ
- 2.1.テロップ・ナレーション・BGMを入れる
- 2.2.スピード感のある展開を心がける
- 2.3.冒頭で惹き付けることが重要
- 3.事例
- 3.1.広告配信結果に関する事例
- 3.2.クリエイティブに関する事例
- 4.まとめ
縦型動画はYouTubeで多く見られている
「【SNSの縦型動画に関する意識】についてのアンケート調査」*¹では、縦型動画の閲覧数はYouTubeで多く、全体の43%を占め、他のプラットフォームよりも高いシェアとなっています(※1)。
また、ショート動画は縦長の画面比率で表示されます。スマートフォンを横に持ちかえることなく、画面全体に動画を映すことができるため、高い没入感があります。
なお、各プラットフォームのショート動画に投稿できる動画の長さは次の通りであり、短い時間で視聴できる点が特徴の一つです。
- YouTube Shorts:最大60秒
- Instagram Reels:最大90秒
- Twitter:140秒
- TikTok:60秒
※1 出典:テテマーチ株式会社「【SNSの縦型動画に関する意識】についてのアンケート調査」
YouTubeの月間ユーザ数は7,000万人超え
さまざまなプラットフォームがショート動画に対応していますが、なかでも注目を集めるのがYouTube Shortsです。YouTubeは、日本国内だけでも月間ユーザー数が7,000万人を超えています(※2)。
そのため、マーケターにとって、YouTube Shortsは企業のマーケティング活動における重要な配信面の一つともいえます。
※2 出典:Google「Think with Google」
効果を発揮するYouTube Shortsの制作の三つのコツ
YouTubeには、ショート動画のみを配信できる配信面はありません。YouTube Shortsは、通常の横長動画とともにYouTubeの配信面に表示されます。
YouTube Shortsには次のような特徴があり、ユーザーへの訴求力の高さが期待できます。
- スマートフォンでの視聴時に、自動でフル画面になるため没入感が高い
- ショート動画の後に広告が流れるためスキップされにくい
YouTube Shortsを制作する際には、これらの特徴を活かしながら次の三つのコツを意識しましょう。
テロップ・ナレーション・BGMを入れる
YouTube Shortsにテロップ、ナレーション、BGMの三つを入れると、配信面に馴染みやすくなります。BGMでユーザーへの印象を強め、テロップとナレーションで動画の内容を伝えやすくなるためです。
スピード感のある展開を心がける
ショート動画は短い時間で内容をユーザーに伝える必要があります。そのため、次のポイントを意識してスピード感のある展開を心がけましょう。
- シーン展開を2〜3秒毎に行う
- テロップを細かく切る
- ナレーションの速度を上げる
これらにより、短い時間でもメリハリのある内容を制作できます。
冒頭で惹き付けることが重要
YouTubeでは、ユーザーはスワイプで次から次へとショート動画を変えられます。そのため、動画を最後まで視聴してもらうためには冒頭でユーザーを惹き付ける必要があります。
動画の冒頭に印象的なシーンを用意したり、テロップやナレーションで課題を指摘したりして、ユーザーが動画を最後まで見てくれるように工夫しましょう。
また、実績の良かったショート動画を見付けた後は、後半の要素を固定して、冒頭のみを変更して複数の動画を制作できます。
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事例
ショート動画に関連する事例として、横長動画と縦長動画の比較について紹介します。
広告配信結果に関する事例
本事例では、横長の通常面を使用した横長動画と、ショート面を使用した縦長動画を配信しました。その結果、横長動画と比較して、縦長動画のCVR(コンバージョン率)183%、CPA(コンバージョン単価)55%を実現できました。
こうした結果が得られた背景には、ショート動画の広告は動画終了後に表示されることが挙げられます。結果、その場でのクリックやコンバージョンを促すことができたと考えられます。一方、横長動画では、動画の途中に広告が入るため、ユーザーが動画を最後まで視聴することを優先する傾向があります。
クリエイティブに関する事例
また、本事例では、複数のパターンのクリエイティブを用意し、効果を検証しました。
結果としては、黒い背景に画像やテロップを置いた切り抜き風のクリエイティブが好調でした。切り抜き風のクリエイティブは、ショート面との親和性が高く、広告感が薄れたのではないかと考えています。
その他Youtube広告に関する事例はこちらをご覧ください。
まとめ
縦型動画を閲覧するプラットフォームとしてシェアが高く、ユーザー数の多いYouTubeは、広告の配信先として重要です。YouTube Shortsはユーザーへの高い訴求力が期待できます。
YouTube Shortsの制作時には、テロップ、ナレーション、BGMを入れて、スピード感のある展開を心がけましょう。また、動画を最後まで閲覧してもらうためには冒頭が大切です。動画の冒頭でユーザーを惹き付けられる工夫も凝らしてみてほしいと思います。
YouTube Shortsで見付けた実績の良かったショート動画は、TikTok、Instagramなどにも転用できます。
オプトは、これまでの配信事例を基に、効果的なショート動画の活用法を提案できます。ショート動画を活用した施策にお悩みの場合、ぜひともご相談ください。
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