【事例あり】EC業種以外もOK|Meta|Advantage+ ショッピングキャンペーンとは
Meta広告では、Meta社が提供するSNSの「Facebook」や「Instagram」、そしてMeta社が提携するアプリなどへ広告を配信できます。
これらのサイトやツール・アプリには、ユーザーが自身のプライベートな情報とビジネスの情報の両方を登録していることが多く、ターゲティング手法の種類が豊富で、ターゲティング精度が高いと考えられます。
本記事では、Meta広告のキャンペーンの一つであるAdvantage+ショッピングキャンペーンをEC以外の業種でも活用する方法を紹介します。
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目次[非表示]
- 1.Meta社とは
- 2.Advantage+ショッピングキャンペーンとは
- 2.1.概要
- 2.2.Advantage+ショッピングキャンペーンの特徴
- 2.3.コンバージョンAPIの活用による最適化精度の向上
- 3.事例
- 4.まとめ
Meta社とは
Meta社は、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppなどのサービスを展開しており、豊富な広告配信面を有しています。
直近では、Instagramストーリーズや、リール動画を閲覧するユーザーも増えており、今後も広告媒体としてMeta社に注目が集まると考えられます。(※)また、Meta社は広告の自動最適化にも注力しています。
※ 参照:【2024年度向け】Instagramユーザー実態が分かる!調査データまとめ
Advantage+ショッピングキャンペーンとは
ここからは、Meta広告のキャンペーンの一つである「Advantage+ショッピングキャンペーン」について説明します。
概要
2022年3月に、Meta社は、広告配信を自動化する製品を「Meta Advantage」というポートフォリオに統合しました。
Meta Advantageのなかには、「Advantage」と「Advantage+」があり、それぞれに複数の最適化手法および配信手法が用意されています。そのうちの一つがAdvantage+ショッピングキャンペーンです。
Advantage+ショッピングキャンペーンの特徴
Advantage+ショッピングキャンペーンは、機械学習を活用して、少ない設定時間で、高い関心を持つオーディエンスへのアプローチを効率的に行うキャンペーンであり、EC業種向けのプロダクトとしてリリースされました。
このように、当初はEC業種向けにリリースされたAdvantage+ショッピングキャンペーンでしたが、現在はEC以外の業種でも活用されています。
Advantage+ショッピングキャンペーンには、広告のパフォーマンス向上が期待できる3つの主要機能があります。
- 自動ターゲット設定機能
- キャンペーンの設定全体を自動化
- クリエイティブの最適化機能
このような機能をもつAdvantage+ショッピングキャンペーンは、売上を目的とする広告配信の場合におすすめします。11業種で実施したMeta広告の通常キャンペーンと比較して、Advantage+ショッピングキャンペーンはCPA(コンバージョン単価)が12%改善したというデータもあります。
広告配信を自動化する動きは、Meta社以外の媒体でも増えています。そのため、広告運用を行う方には、Advantage+ショッピングキャンペーンも選択肢の1つに入れることをおすすめします。
コンバージョンAPIの活用による最適化精度の向上
Meta広告で、コンバージョンAPIを活用することで、Advantage+ショッピングキャンペーンのパフォーマンスをさらに向上させることができます。
コンバージョンAPIとは、API(Application Programming Interface:ソフトウェアやプログラム、Webサービス同士を連携する仕組み)を活用して、広告主のサーバーからプラットフォーマーのサーバーに直接データを送信する仕組みです。
コンバージョンAPIを活用すると、Advantage+ショッピングキャンペーンの広告を閲覧した後に、別のブラウザから商品を購入したユーザーの計測もできるようになります。
そのため、機械学習の材料となるコンバージョンデータの数と質が改善され、Advantage+ショッピングキャンペーンのパフォーマンスが向上します。
また、2024年3月のアップデートにより、Advantage+ショッピングキャンペーンにおいて各種最適化機能を使用できる範囲が拡大し、EC以外の業種でもAdvantage+ショッピングキャンペーンを活用できるようになりました。
2024年には、100%の広告主がホワイトリスト申請(※1)不要でAdvantage+ショッピングキャンペーンを活用できるようになります。
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※1 ホワイトリスト申請:Meta広告の機能を活用するための事前申請
事例
美容業界でAdvantage+ショッピングキャンペーンを活用した事例を紹介します。
クライアントは、新規コンバージョン数の増加という課題を持っていました。リターゲティングや類似ターゲティングを活用した配信はすでに実施されており、新たな顧客にアプローチするための別の手段を模索していました。
また、Cookie規制の影響を受けて、リターゲティング広告の精度が悪化する可能性があったことからも別の手段を探していました。
そこで、これらの課題を解決するために、Advantage+ショッピングキャンペーンを活用して広告配信を行いました。
Advantage+ショッピングキャンペーンを活用していなかった前月と、Advantage+ショッピングキャンペーンを開始した当月の実績を比較すると、ご利用金額が100%と差がないにも関わらず、CVR(コンバージョン率)が126%、コンバージョン件数が129%に改善し、CPAは78%に改善しました。
このように、Advantage+ショッピングキャンペーンを開始した初月から、CVR、コンバージョン件数、CPAに改善が見られた事例です。
まとめ
本記事では、Meta広告のAdvantage+ショッピングキャンペーンについて解説しました。Advantage+ショッピングキャンペーンは、機械学習を活用して、少ない設定時間で、高い関心を持つオーディエンスへのアプローチを効率的に行うキャンペーンです。
当初はEC業種向けのリリースされたキャンペーンですが、現在はEC以外の業種でも活用されています。
美容業種の事例では、Advantage+ショッピングキャンペーンを開始した初月から、CVR、コンバージョン件数、CPAに改善が見られました。
Meta広告のパフォーマンス向上をお考えのお客さまは、Advantage+ショッピングキャンペーンの活用をおすすめします。
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