【事例あり】EC事業者様向け|Meta|Advantage+ショッピングキャンペーンとは
Advantage+ショッピングキャンペーンとは、EC事業者業種向けのプロダクトとしてリリースされた、機械学習を活用して、少ない設定時間で、広告成果が期待できるターゲットオーディエンスへの配信アプローチを効率的に行うキャンペーンです
本記事では、Meta広告のAdvantage+ショッピングキャンペーン(ASC)について解説します。広告の成果向上が期待できる3つの機能や、EC事業での事例も紹介します。
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目次[非表示]
- 1.Metaとは
- 2.Advantage+ショッピングキャンペーン(ASC)とは
- 3.事例
- 4.まとめ
Metaとは
2021年10月28日に、旧Facebook社は、社名をMetaに変更しました。現在、Metaは、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppなどのサービスを展開しており、豊富な広告配信面を有しています。
直近では、Instagramストーリーズや、リール動画(※1)を閲覧するユーザーも増えており、今後も広告媒体として、Metaの運営するサービスに注目が集まると考えられます。
※1 リール動画:Instagramにおける短尺の動画コンテンツを指します。
Advantage+ショッピングキャンペーン(ASC)とは
ここからは、Metaが注力している自動最適化プロダクトの一つである「Advantage+ショッピングキャンペーン(ASC)」について解説します。
概要
2022年3月に、Metaは、広告配信を自動化するプロダクトを「Meta Advantage」というポートフォリオに統合しました。
Meta Advantageのなかには、「Advantage」と「Advantage+」があり、それぞれに複数の最適化手法および配信手法が用意されています。そのうちの一つがAdvantage+ショッピングキャンペーンです。
Advantage+ショッピングキャンペーンの特徴
Advantage+ショッピングキャンペーンは、EC事業者向けのプロダクトとしてリリースされた、機械学習を活用して、少ない設定時間で、広告成果が期待できるターゲットへの配信を効率的に行うキャンペーンです。
Advantage+ショッピングキャンペーンには、広告のパフォーマンス向上が期待できる3つの主要機能があります。
- 自動ターゲット設定機能
- キャンペーンの設定全体を自動化する機能
- クリエイティブの最適化を目指す機能
Advantage+ショッピングキャンペーンは、ユーザーの購買意欲を促進させることに優れたキャンペーンのため、売上増加を目的とする広告配信の際に、推奨されています。
コンバージョンAPI(CAPI)の活用による最適化精度の向上
コンバージョンAPI(CAPI)はクッキーレス環境でのデータ計測精度の向上、データプライバシーの確保、クロスデバイス追跡、広告パフォーマンスの最適化を目指し、精度の高いレポートが可能となるため、注目されています。
Meta広告で、コンバージョンAPI(CAPI)を活用すると、Advantage+ショッピングキャンペーンの精度をさらに向上させることができます。
コンバージョンAPIとは、API(Application Programming Interface:ソフトウェアやプログラム、Webサービス同士を連携する仕組み)を活用して、広告主のサーバーからMetaのサーバーに直接データを送信する仕組みです。
コンバージョンAPIを活用すると、Advantage+ショッピングキャンペーンの広告を閲覧した後に、別のブラウザから商品を購入したユーザーも計測できるようになります。
そのため、機械学習の元となるコンバージョンデータの数と質が改善され、Advantage+ショッピングキャンペーンのパフォーマンスが向上します。
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事例
ここからは、EC業界におけるAdvantage+ショッピングキャンペーンを活用した事例を紹介します。
クライアントは、Meta広告を活用した施策を実施されていましたが、売上、ROAS(広告費用対効果)、新規ユーザーとの接点を増やすことに課題を持っていました。そこで、これらの課題を解決するために、Advantage+ショッピングキャンペーンを活用して広告を配信しました。
その際、媒体の「A/Bテスト機能(※2)」を活用して、既存キャンペーンとAdvantage+ショッピングキャンペーンの配信量が1:1になるようにしました。
※2 A/Bテスト機能:https://www.facebook.com/business/help/1738164643098669?id=445653312788501
その結果、既存キャンペーンと比較して、Advantage+ショッピングキャンペーンでは、CTR(クリック率)が121%、CVR(コンバージョン率)が108%、ROASが111%に上昇し、CPA(1コンバージョンあたりの単価)は98%に低下しました。
しかし、Advantage+ショッピングキャンペーンを実施したのみでは、新規ユーザーとの接点を増やすことが難しい状況でした。そこで、既存ユーザーへの上限予算を段階的に下げ、40%にまで抑えた結果、新規率と、新規ユーザーのCPAを改善しながら全体のCPAも低下させることができました。
まとめ
本記事では、Meta広告のAdvantage+ショッピングキャンペーンについて解説しました。Advantage+ショッピングキャンペーンは、機械学習を活用して、少ない設定時間で、サービスとの親和性の高いユーザーへのアプローチを効率的に行うキャンペーンです。
また、コンバージョンAPIを活用することで、Advantage+ショッピングキャンペーンのパフォーマンスをさらに向上させることができます。
EC事業の事例では、Advantage+ショッピングキャンペーンの活用により、売上、ROAS、新規ユーザーへのアプローチ率を改善できました。
Meta広告の成果向上をお考えのお客さまには、Advantage+ショッピングキャンペーンの活用をおすすめします。
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