【事例あり】Google広告|アプリ事前登録キャンペーンとは
アプリを新しくリリースする際、アプリのインストール数の最大化を目指した施策の一つに、アプリの事前登録があります。事前登録とは、アプリに関する情報をまとめたページをリリース前に公開し、リリース前のインストール予約や購入を募る施策です。事前登録により、アプリをリリースする前からユーザーとつながりを持つことができるため、アプリ提供事業者にとってはアプリ公開日のダウンロード数の予測が立てられるようになったり、ユーザーにとってはアプリ発表までの期待感を醸成することができます。
本記事では、Google広告のアプリ事前登録キャンペーンについてお話しします。アプリ事前登録キャンペーンの活用により、アプリをリリースする前にユーザーに情報を届けることができるため、アプリやゲームを活用する可能性が高いユーザーを見つけ、アプローチすることができます。
また、エンターテイメント業界の企業様が提供するアプリで、事前登録キャンペーンを活用した事例も紹介します。
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アプリ事前登録キャンペーンとは
はじめに、アプリ事前登録キャンペーンについて紹介します。
概要
アプリ事前登録キャンペーンとは、Google広告のメニューの一つで、リリースする予定のモバイルアプリに事前登録(※1)をしてもらうための広告を配信する機能です。
Apple社のApp Store、Google社のGoogle Playのなかに事前登録専用のWebページを作成したり、Web上に専用のティザーサイト(※)を作成して、アプリの事前登録を募ります。事前登録してもらうために特典を用意する場合もあります。
事前登録してくれたユーザーには、定期的に情報を配信し、モチベーションの向上を目指します。
アプリ事前登録キャンペーンでは、次の配信面に広告を配信できます。
Google Play
YouTube(動画枠内で配信されるインストリーム広告のみ)
ディスプレイ ネットワークのアプリやモバイルサイト
GmailやYouTube、食べログなど、Googleディスプレイネットワークの広告配信先 ※AndroidスマートフォンとAndroidタブレットにのみ表示
アプリ事前登録キャンペーンの広告をクリックしたユーザーは、Google Playのストアからアプリに事前登録できます。また、事前登録をしてもらうために、事前登録してれた方専用の特典を用意する場合もあります。事前登録したユーザーには、定期的に情報を配信し、モチベーションの向上を目指します。
※ ティザーサイト:商材を発売する前に見込み顧客にアプローチすることを目的に制作されるWebページ。
※1 事前登録:アプリやゲームの事前登録を有効にすると、ユーザーはストアの掲載情報にアクセスして、アプリやゲームの詳細を確認したうえで事前登録を行えるようになります。その後アプリやゲームが公開されると、事前登録済みのユーザーすべてに対して、Google Play からインストールを促すプッシュ通知が送信されます。また、対象のデバイスには、該当のアプリやゲームがリリース日に自動インストールされます。
注: すでにアプリのテスト版がインストールされているユーザーには、プッシュ通知は送信されません。
メリット
Googleによると、アプリ事前登録キャンペーンの活用により、アプリを提供する企業には次のメリットがあるとのことです。
- アプリやゲームに対するユーザーの関心を引き付け、アプリやゲームのリリース前の段階で初期的なユーザーベースを構築できます。
- アプリやゲームの事前登録が見込めるユーザーや、リリース後にアプリやゲームを使用する可能性の高いユーザーを見つけられます。
引用:[Google広告ヘルプ「アプリ事前登録キャンペーンについて」](https://support.google.com/google-ads/answer/9441344?hl=ja)
多くのユーザーに事前登録していただくことで、リリース前にアプリが話題となり、その内容がメディアに取り上げられることで、さらに登録ユーザー数が増えるケースもあります。また、事前登録をしていただいたユーザーには、リリース後にアプリが自動で配信されるため、インストール数の増加にもつながります。
活用のポイント
アプリ事前登録キャンペーンは、リリース予定のアプリに関するマーケティング活動を開始する2週間前までに有効にすることが求められます。
Googleによると(※)、大半のアプリの場合、キャンペーン期間は、3週間から6週間で十分なようです。一方で、ユーザーの高い関心を引き付けることが期待できるアプリの場合は、9週間から12週間前からキャンペーンの開始を検討してもよいでしょう。
(※)参照:[Google広告ヘルプ「アプリ事前登録キャンペーンについて」](https://support.google.com/google-ads/answer/9441344?hl=ja)
また、事前登録につなげるため、事前登録してれた方に特典の用意もおすすめです。Google Play Console(※)の事前登録特典機能を活用することで、例えばゲームアプリであれば、特別なアイテムやキャラクターを事前登録の特典として無料で配布するなどができます。
(※)参照:[Play Consoleヘルプ「Google Play Console アプリを使用してアプリのパフォーマンスを追跡する」](https://support.google.com/google-ads/answer/9441344?hl=ja)
事例
ここからは、エンターテイメント業界の企業様が提供するアプリで、アプリ事前登録キャンペーンを活用した事例を紹介します。
課題
クライアントは、エンターテイメントアプリをリリースする前に、ユーザーを集めて盛り上がりを生み、アプリの登録数を増やしたいと考えていました。
施策と結果
そこで、クライアントは、Google広告のアプリ事前登録キャンペーンを活用し、Google Playのなかにアプリページを立ち上げ、広告を配信しました。
クライアントは、4つの広告媒体でも事前登録をしてもらうための広告を配信していましたが、Google広告が最も多くの事前登録につながりました。媒体Aとの比較では、18倍以上の事前登録が行われました。
また、媒体Aおよび媒体Cとの比較で、CPA(コンバージョン単価)も低い結果となりました。
※コンバージョン地点は、Google広告においてはGooglePlayストア遷移、他媒体はLPにおける事前登録
以上のことから、Google広告のアプリ事前登録キャンペーンを活用することで、アプリの認知度の向上や、登録者数の増加を目指すことができます。新しくアプリをリリースする際に、実施をご検討いただきたい施策の一つです。
まとめ
本記事では、Google広告のアプリ事前登録キャンペーンを紹介しました。アプリ事前登録キャンペーンは、Google広告のメニューの一つで、新しくリリースする予定のモバイルアプリに事前登録してもらうための広告を配信する機能です。
アプリ事前登録キャンペーンを活用することで、アプリをリリースする前に、アプリやゲームを活用する可能性が高いユーザーを見付けられます。
エンターテインメント業界の企業様が提供するエンターテイメントアプリのリリース前に、アプリ事前登録キャンペーンを活用した事例では、他の媒体と比較して、Google広告が最も多くの事前登録につながりました。
新しくリリースするアプリの登録数を増やしたいとお考えの方は、Google広告のアプリ事前登録キャンペーンの実施のご検討をおすすめします。
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