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【事例あり】LINE Dynamic Ads|LINEのアプリダイナミック広告とは


2023年10月に、LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)が誕生しました。この統合に伴い、LINEヤフーは「Connect One」構想を発表し、複数のプラットフォームにおけるデータの相互活用を目指します。


LINEヤフーが提供している広告配信プラットフォームの「LINE広告」は、国内の月間ユーザー数9,600万人(2023年12月時点)が利用するアプリ「LINE」とLINEに関連するサービスに広告を配信できます。単純計算で、日本の人口1億2500万人の約80%に広告を配信することができるなど、広告媒体としてとても重要だと考えられます。


本記事では、このLINE広告メニューの一つであるLINE Dynamic Ads(LINEダイナミック広告)においてアプリのダイナミック広告事例をお話します。LINE Dynamic Adsで活用できる配信フォーマットや配信先を絞り込むために使われる絞り込み方法であるオーディエンス配信について説明し、その活用事例もあわせて紹介します。



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LINEの特徴


LINEは、国内の月間ユーザー数9,600万人(2023年12月時点)が利用するコミュニケーションアプリです。単純計算で、日本の人口の約80%が利用しています。(※1)


また、2023年10月には、LINE株式会社とヤフー株式会社が統合され、LINEヤフー株式会社が誕生しました。


本合併に伴い、LINEヤフーは、「LINE公式アカウント」とLINEヤフーが保有する法人向けサービスを連携し、顧客接点を一貫させ、LTVの最大化を目指すプラットフォーム「Connect One」構想を発表しています。



「Connect One」構想は、「LINE公式アカウント」がすべてのLINEヤフーの法人向けサービスの起点となり、LINEヤフーの多くのタッチポイントで接触したユーザーのサービス活用情報(ユーザーが許諾済みの情報のみ連携可能)をストック化し、集客から予約、購買、CRMまでを一気通貫で実現するためのLINEヤフーの横断ビジネスプラットフォーム構想です。


引用:LINEヤフー株式会社「LINEヤフー、広告事業に関する戦略発表会 「LINEヤフー BIZ Conference」を開催」


このように、これからも、LINEは国民のインフラとして重要度を増していくと考えられます。本記事では、LINEユーザーに広告ができる広告配信プラットフォームの「LINE広告」のメニューの一つである「LINE Dynamic Ads」を紹介します。


※1 出典:LINEヤフー株式会社「LINEをビジネスで活用するには」
※2 出典:LINEヤフー株式会社「吸収合併に係る事後開示書類」


LINE Dynamic Adsとは


LINE Dynamic Adsとは、LINE広告メニューの一つで、LINEとLINEに関連するサービスのさまざまな配信面に広告を配信できます


商品の閲覧履歴に基づき、ユーザーが興味を持ちそうな特定の商品を広告表示するため、ユーザー一人ひとりに対して、パーソナライズされた広告を配信できます。


また、商品ごとに遷移先を設定できるため、商品ページへの再訪問や商品を購入いただけるきっかけづくりに期待できます。


LINE Dynamic Adsの特徴


ここでは、LINE Dynamic Adsの「配信フォーマット」と「オーディエンス」を紹介します。


配信フォーマット


LINE Dynamic Adsの配信フォーマットには次の三種類があります。


  • カルーセル(※3)
  • シングルタイプ(※4)(1:1)
  • シングルタイプ(16:9)

LINEの配信フォーマット​​​​​​​


また、配信フォーマットにより、次のように配信面が異なります。


LINEの配信フォーマット


引用:LINE「LINE Dynamic Ads」(リンク入れる)


※3 カルーセル:ユーザーがスクロールできる複数の画像を含むフォーマット
※4 シングルタイプ:画像一枚のフォーマット


オーディエンス配信


オーディエンス配信とは、広告の配信先を絞り込むために使われる絞り込み方法です。
LINE Dynamic Adsでは、次の七種類のオーディエンス配信を活用できます。


LINEのオーディエンス配信


引用:LINE「LINE Dynamic Ads」


実施手順


ここまで紹介したように、LINE Dynamic Adsでは、七種類のオーディエンス配信を活用し、三種類の配信フォーマットで広告をさまざまな配信面に配信できます。


LINE広告のアカウントを持っていれば、LINE Dynamic Adsを活用できます。また、LINE広告のアカウントから作成する場合は、次の手順(※5)でLINE Dynamic Adsの配信を開始できます。


  1. 広告アカウントの作成:広告アカウントを作成し、審査を完了させる。
  2. LINE Tagの設置:ベースコード(※6)とDynamic Ads独自のイベントコード(※7 )を設置する。
  3. 商品フィードの登録:指定の商品フィード(※8)を用意したうえで、「管理画面」→「メニューバー」→「商品フィード」より登録する。
  4. キャンペーンと広告グループの作成:それぞれ作成する。
  5. 配信開始:「利用可能」になったら、配信可能。

※5 出典:LINEヤフー for Business「LINE Dynamic Adsを利用する」
※6 ベースコード:ユーザーの行動を計測するために設置するコードで、WebページのHTMLに挿入して活用する。
※7 Dynamic Ads独自のイベントコード:「検索結果ページ、カテゴリページ」「商品詳細ページ」「カートページ」「コンバージョンページ」におけるユーザーの行動を計測するために設置するコードで、WebページのHTMLに挿入して活用する。
※8 商品フィード:自社商品の名称やサイズ、色、在庫数などをまとめた情報を、広告配信先のフォーマットに変換して送信する仕組み。



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事例


ここからは、LINE Dynamic Adsにおけるアプリ経由の売上増加目的の広告配信事例を紹介します。


モバイルアプリにダイナミック広告を配信できる広告媒体は多くありません。そのようななかで、LINE Dynamic Adsは、国内の月間ユーザー数9,600万人を有するLINEにダイナミック広告を配信できます。


そのため本事例のクライアントは、他の広告媒体と比較した際のLINE Dynamic Adsの効果を試したいと考えていました。そこで、LINE Dynamic Adsを活用して、LINEにアプリ経由の売上増加目的の広告を配信しました。


LINE Dynamic Adsを活用した施策と、他の二つの媒体における施策を比較した結果、LINE施策のROAS(広告費用対効果)は、媒体Aより低いものの、媒体Bよりは高くなりました


また、LINE施策のアプリCPA(コンバージョン単価)は、媒体Aより高く、媒体Bより低くなりました。一方で、客単価はLINE施策が媒体Aと媒体Bを上回りました


LINE施策のアプリDPA実績


このようにLINE Dynamic Adsは、アプリ経由の売上拡大のために活用できる施策です。アプリの売上増加目的で配信できる媒体は多くはありませんが、これまでLINE Dynamic Adsを活用していない場合は、ぜひ取り組むことをおすすめします。


まとめ


本記事では、LINE Dynamic Adsについてお話しました。LINEは、国内の月間ユーザー数9,600万人が利用するアプリケーションです。単純計算で、日本の人口1億2500万人の約80%に広告を配信することができるなど、広告媒体として、今後さらに重要度を増していくと考えられます。


LINE Dynamic Adsとは、LINE広告メニューの一つで、七種類のオーディエンス配信を活用し、三種類の配信フォーマットでさまざまな配信面に広告を配信できます


オプトが支援した事例において、LINE Dynamic Adsは、アプリ経由の売上拡大のために活用できる施策だと分かりました


そのため、他の媒体ではアプローチできないユーザーに対する広告施策として、LINE Dynamic Adsの活用を検討してみてほしいと思います。



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