Yahoo広告ディスプレイ広告の詳細マッチング導入方法とその効果

【事例あり】Yahoo!広告|ディスプレイ広告の詳細マッチング

世界的なプライバシー保護強化の流れに伴い、Cookie規制が進んでいます。各プラットフォーマーも対応を進めており、Googleにおいては、2024年以降の3rd Party Cookie規制の強化を発表しています(※1)。


Cookie規制が進む一方で、顧客のプライバシーを守りつつ、正確なデータ計測を行う方法が、各プラットフォーマーから発表されています。


本記事では、2022年10月より提供が開始された、Yahoo!広告のディスプレイ広告(以下、「Yahoo!ディスプレイ広告」)の「詳細マッチング」について解説します。詳細マッチングの活用により、コンバージョンデータを補完し、Yahoo!ディスプレイ広告における機械学習の精度の向上が期待できます。


詳細マッチングのメリットや注意事項のみならず、CVR(Conversion Rate:コンバージョン率)を改善した事例も紹介します。


※1出典:Google「The Privacy Sandbox



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目次[非表示]

  1. 1.詳細マッチングとは
    1. 1.1.導入のメリット
    2. 1.2.導入における注意事項
  2. 2.詳細マッチングの導入方法
    1. 2.1.詳細マッチングを有効にする手順
      1. 2.1.1.コンバージョンタグを使用する場合の手順
      2. 2.1.2.コンバージョンAPIを使用する場合の手順
  3. 3.事例
  4. 4.ONE's Dataで手間なく詳細マッチングを導入
  5. 5.まとめ


詳細マッチングとは


Yahoo!広告のディスプレイ広告における「詳細マッチング」とは、広告経由でコンバージョンしたユーザーの情報が、Yahoo! JAPAN IDに紐づく個人情報と一致した場合に、コンバージョンとして記録される機能です。


Yahoo! JAPAN IDに紐づく個人情報との紐づけは、コンバージョン地点で取得した、ユーザーのメールアドレスや電話番号などが利用されます。コンバージョンタグ(配信した広告の成果を計測する機能)と、広告主が持つ顧客情報を紐づけてコンバージョンを計測するため、Cookie規制やプライバシー保護の動きで正確に計測することが困難になったコンバージョンを補完できる可能性があります。


導入のメリット


詳細マッチングを導入すると、二つのメリットがあります。


一つ目は、コンバージョンデータの量を担保できる点です。


Cookie規制の影響により、Cookieを使用して計測できるコンバージョンの数が減少しています。そのため、詳細マッチングを導入することで、Cookieに頼らず自社のファーストパーティーデータを活用し、機械学習の元となるコンバージョンなどのイベント(※2)の量を担保できます。これにより、機械学習の精度を落とさずに広告を配信できるようになります。


二つ目は、コンバージョン単価の削減が期待できる点です。


詳細マッチングでは、コンバージョンデータの量を担保し、Yahoo! JAPAN IDに紐づくユーザー情報と合わせることで、媒体の機械学習により最適化につなげることが可能です。そのため、よりコンバージョンしやすいユーザーに対して広告を出稿ができるため、コンバージョン単価の削減が期待できます。


※2 イベント:ユーザーによるアクション


導入における注意事項


詳細マッチングを活用するためには、コンバージョンタグを、従来版からリニューアル版へ変更する必要があります。リニューアル版のコンバージョンタグは、ブラウザ環境の影響を受けにくく、より正確なコンバージョン測定が可能となっています。


従来版のコンバージョンタグを設置しているWebサイトの、コンバージョンタグをリニューアル版に差し替える場合、同一ページ内にある従来版のコンバージョンタグの削除をおすすめします。


詳細マッチングの導入方法


詳細マッチングを導入するためには、Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面より、設定が必要になります。


以下で、詳細な設定方法を紹介します。


詳細マッチングを有効にする手順


次の手順で、Yahoo!ディスプレイ広告の管理画面で詳細マッチングを有効にします


1. Yahoo!ディスプレイ広告の広告管理ツールにログイン

2. 画面右上「ツール」をクリック



3. 「ライブラリー」>「コンバージョン測定」をクリック



4. 詳細マッチングを設定したいコンバージョン名を選択



5. 「詳細マッチング」の項目で「利用する」を選択

6. データ利用に関する注意書きを確認のうえ、同意にチェック



7. 「保存」をクリックして完了


ここから、配信した広告の成果を計測する機能「コンバージョンタグ」を使用する場合、「コンバージョンAPI」を使用する場合に分かれます。


コンバージョンAPIとは、API(Application Programming Interface:ソフトウェアやプログラム、Webサービス同士を連携する仕組み)を活用して、広告主のサーバーからプラットフォーマーのサーバーに直接データを送信する仕組みです。



コンバージョンタグを使用する場合の手順


配信した広告の成果を計測する機能である「コンバージョンタグ」を使用する場合、次の手順で詳細マッチングを導入します。


コンバージョンタグの詳細マッチングを有効にすると、コンバージョン一覧の「詳細マッチング」の列に「利用する」と表示されます。また、「測定タグ」の列には「タグを表示」と表示されます。


新しくコンバージョンタグを作成した場合は、コンバージョン設定一覧で作成したタグの「タグを表示」をクリックして、表示されるタグをWebサイトに設置します。


既存のコンバージョンタグを編集する場合は、既存のコンバージョンタグに次の表(※3)に記載した詳細マッチング測定用のパラメータを追加します。



以上で、「コンバージョンタグ」を使用する場合の詳細マッチングの導入が完了します。


※3 出典:Yahoo!広告ヘルプ「コンバージョンの詳細マッチングについて

  広告ヘルプ https://ads-help.yahoo-net.jp/s/article/H000044232




コンバージョンAPIを使用する場合の手順


コンバージョンAPIを使用して、詳細マッチングを導入するためには、開発環境とエンジニアの協力が必要です。コンバージョンタグを使用した導入よりも難易度が高いと感じるかもしれませんが、コンバージョンタグが機能しない状況やWebサイトやアプリなどで表示される広告を非表示にできるツール・ソフトウェアである広告ブロッカーに対処できる利点があります。


コンバージョンAPIを使用する場合、次の手順で詳細マッチングを導入します。


1. こちらのURLから、Yahoo!デベロッパーネットワークでコンバージョン取得用のアプリケーションを登録し、「Client ID」を取得

2. コンバージョン設定一覧の「詳細マッチング」列で、詳細マッチングを有効にしたタグの「パラメータを表示」をクリックしてコンバージョンAPI用のリクエストパラメータを取得

3. 取得したパラメータを、コンバージョンAPIを活用してアプリケーションに組み込む


以上で、「コンバージョンAPI」を使用する場合の詳細マッチングの導入が完了します。



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事例


ここからは、ECサイトで化粧品を販売する企業が、詳細マッチングを導入した事例を紹介します。


クライアントは、Yahoo!ディスプレイ広告に詳細マッチングを導入し、購入完了ページにおいて、詳細マッチングを導入しているコンバージョンと、詳細マッチングを導入していないコンバージョンを比較しました。


その結果、詳細マッチングを導入しているコンバージョンが、導入していないコンバージョンに比べ、CVRが8%増加していることが分かりました。



ONE's Dataで手間なく詳細マッチングを導入


オプトでは、素早く、簡単に、Yahoo!ディスプレイ広告の詳細マッチングの導入を可能にする「ONE's Data」という独自ツールを提供しています。

  ONE's Data https://onesdata.com/




「ONE's Data」は、詳細マッチングの導入のみならず、ウェブ、アプリ、基幹システムなど、企業やプラットフォーマーが保持する各ツールに点在した情報データを独自で開発したタグや各社計測パートナーと連携し、データを統合することが可能です。


ユーザーのプライバシー保護を考慮しながら、データ活用の幅を広げることができる統合データ活用プラットフォームです。要件設計から、データ送信後のモニタリングまで一気通貫での支援が可能であり、お客さまのKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)に合わせたレポートの作成もできます。


社内に蓄積したデータを有効活用するBI(Business Intelligence:データ活用を支援する取り組み)ツールとしてご活用いただけます

「ONE's Data」を活用した広告成果の改善事例も多数ありますので、気になる方はぜひお問い合わせください。


まとめ


世界的なプライバシー保護強化の流れに伴い、Cookie規制が進んでいます。そのなかで、顧客のプライバシーを守りつつ、コンバージョンの計測環境を整えることが重要といわれています。


Yahoo!ディスプレイ広告の詳細マッチングは、広告経由でコンバージョンしたユーザーの情報が、Yahoo! JAPAN IDに紐づく個人情報と一致した場合に、コンバージョンとして記録される機能です。


詳細マッチングの導入により、コンバージョンデータの減少による機械学習の精度の低下や、配信ボリュームおよび配信効率の低下を防げます


詳細マッチングを導入する方法は、「コンバージョンタグ」と「コンバージョンAPI」の二つがありますが、いずれの方法も広告や開発に関する専門知識やスキルを持った人材を必要とします。 詳細マッチングの導入を検討している方は、広告や開発におけるノウハウや、さまざまな業種業界においての導入経験が豊富なオプトに、ぜひご相談ください。

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