【事例あり】LINE広告のアニメーション広告とは|トークリスト面を改善
2022年10月から、LINE広告の新たな広告形式として、動きのあるアニメーション広告が活用できるようになりました。トークリスト面の表示回数が大部分を占めるLINE広告において、よりユーザーの目に留まりやすく、高いクリック率が期待できる広告となります。本記事では、アニメーション広告の概要とあわせて、入稿規定や作成方法・制作のポイント、具体的な改善事例などを紹介します。
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目次[非表示]
- 1.LINE広告のアニメーション広告とは?
- 2.アニメーション広告の効果
- 3.アニメーション広告の作り方
- 3.1.アニメーション広告の入稿規定
- 3.2.アニメーション画像の作成方法
- 3.3.アニメーション画像の作成方法
- 4.事例
- 5.今後の展望
LINE広告のアニメーション広告とは?
LINE広告のアニメーション広告は、LINEのトークリスト最上部にのみ配信される広告フォーマットです。最短1秒から最大4秒の、動きのあるアニメーション形式の画像を配信できます。画像に動きがあるため、静止画よりもユーザーの目に留まりやすく、クリック率が高くなりやすいという特徴があります。LINEのトークリスト面は、他の配信面と比べユーザーの利用頻度が最も高いため、よりクリックされやすいクリエイティブを配信することで、コンバージョン数を大きく伸ばすことが期待できます。
トークリストの最上部に配信される広告フォーマットは、主に画像(小)と画像(アニメーション)の2種類です。画像(小)については、複数の面に配信されるため、トークリストへの配信比率は約60%となっています。一方、画像(アニメーション)はトークリストのみの配信になるため、100%確実にトークリスト面に配信可能なフォーマットといえます。
アニメーション広告の効果
LINE広告のアニメーション広告には、以下のようなメリットがあります。
-画に 動きがありユーザーの目に留まりやすいため、クリック率が上がりやすい
- 配信される面はトークリスト上部のみのため、検証・改善が行いやすい
- トークリスト面はLINEのユーザーが最も利用する面であり、コンバージョン拡大が見込める
下記のお悩みを持っている運用担当者におすすめです。
- クリエイティブのクリック率が低く、クリック単価が高くなってしまい、配信量を増やせていない
- コンバージョン数を伸ばしたいが、コンバージョン単価が高くなってしまっている
- ターゲティングや配信面の調整が複雑になっており、シンプルに運用ができる手法を使いたい
具体的な改善事例は、本記事の後半に記載しているのでぜひご覧ください。
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アニメーション広告の作り方
LINE広告のクリエイティブを制作する際、掲載面ごとにフォーマットがあります。事前に確認して、出稿できるクリエイティブを制作しましょう。アニメーション広告の入稿規定や作成方法・ポイントについて紹介します。
アニメーション広告の入稿規定
アニメーション広告は、静止画広告よりも必要な素材や規定が多いです。しかし、実際は元となる画像の色や文字を変えながら作成した画像をつなぎ合わせるだけでも動きを出すことが可能です。制作しながら、より目を惹くアニメーション画像を模索していくのがよいでしょう。入稿規定の詳細は、以下の通りです。
- 掲載面:トークリストの最上部のみ
- 画像サイズ:600×400 pixel
- 最短秒数 / 最長秒数 :1秒 / 4秒
- 最小 / 最多フレーム数:5frame / 20 frame
- 最小 / 最多ループ数:1 loop / 4 loop
- 画像フォーマット:APNG(※1)
- 拡張子:.png
- 最大データサイズ:300KB
- タイトル:20文字まで
- 長いタイトル(1行目):17文字まで
- 長いタイトル(2行目):17文字まで
- アクションボタン:管理画面内の選択肢より選択(詳細はこちら/購入する/予約する/登録する/ほかの動画/ダウンロード/ゲームプレイ/アプリを利用/インストール/音楽を聴く/動画を見る/お問合せ/友だち追加)
※1 APNG:アニメーションを表示できる画像ファイルの形式のことです。APNGを用いることで、アニメーション動画を広告として配信できます。データ容量がGIFとほぼ変わらないにもかかわらず、より高品質なアニメーションを表示できます。
アニメーション画像の作成方法
アニメーション広告の画像フォーマットは「APNG(エーピング)」です。静止画アニメーションといえばGIF画像が一般的ですが、最近では画質も良く容量も軽い形式として、APNG形式が注目されています。アニメーション画像を制作する方法は、主に以下の3つです。
1、LINE公式の「Creative Lab」で作る
2、各コマの画像を作ってAPNGに変換する
3、有料の専門的な制作ツールで作る
最も簡単な方法は、LINEが公式で無料提供している「Creative Lab」を活用する方法ですが、現在ご自身で使用している制作ツールで変換や制作ができるか確認するのもよいでしょう。
アニメーション画像の作成方法
画像(アニメーション)作成におけるポイントをご紹介いたします。静止画よりも制作工数がかかるため、画像(小)を制作するときのポイントを抑えつつ、以下のいずれかのパターンで構成しましょう。
パターン1
動作:商材画像をゆっくりと回転させる
文字:なし
画像:商材画像
パターン2
動作:商材画像・人物や動物のイラストをスライドさせる
文字:ターゲットや期限を明記
画像:商材画像・人物や動物のイラスト
パターン3
動作:図形やイラストを拡大・縮小させる
文字:商材に関する文言や、ユーザーの行動を促す文言
画像:文字の背景に図形やイラストを配置
アニメーションがループする性質上、1枚目の画像と最後の画像は同じものにする必要があるので、注意しましょう。
事例
LINE広告のアニメーション広告を活用して、改善につながった事例を2つ紹介します。
- 改善事例①:広告フォーマットを分けて配信
アニメーション広告・画像(小)・静止画の3つの広告フォーマットで配信を行いました。インプレッションは画像(小)が約8割を占めていますが、画像(小)はコンバージョン単価が高くなっています。一方、アニメーション広告はクリック率・コンバージョン率が高く、コンバージョン単価は全体の半分程になりました。
- 改善事例②:同じ訴求のクリエイティブを配信
同じ訴求のクリエイティブをアニメーション広告と画像(小)それぞれで配信を行いました。結果、アニメーション広告の方が視認性は高く訴求力もあり、クリック率・コンバージョン率が高くなっています。コンバージョン数は約470%増加し、コンバージョン単価は76%に低下しました。
今後の展望
本記事では、LINE広告のアニメーション広告を活用した改善事例について紹介しましたが、その他にも活用できる機能が常にアップデートされています。例えば、配信面ごとにクリエイティブや予算配分・入札調整が可能なプレースメント機能も活用が可能になっています。配信面に応じたクリエイティブ改善ができるため、アニメーション広告以外でも成果の出るクリエイティブを探っていくことが重要となります。商材や業種業界ごとに適した表現方法を探索していきます。
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