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【事例あり】Cookie規制下における対策|TikTokのEvents APIとは


Cookie(クッキー)とは、Webサイトを閲覧したユーザーのログインID、アクセス履歴、訪問回数などの情報を端末上のWebブラウザに保存する仕組みを指します。


昨今、プライバシー保護の潮流により、Googleの3rd Party Cookie(※1)の完全廃止や、AppleのIDFA(※2)利用制限をはじめとするCookie規制が強化されたことで、Web広告の広告効果の計測において情報取得の精度に影響が出ています


広告効果の計測において、Cookieの情報が引き継がれなくなると、ブラウザからユーザーの情報を引き継げなくなり、広告媒体におけるユーザーの判別が難しくなります。その結果、リターゲティング広告など、顧客接点を増やし売上拡大を目指していたマーケティング手法が難しくなり、さらには広告効果の最適化を目指すための十分な情報を取得できなくなる可能性があります。


このようななか、各プラットフォーマーはさまざまな対策をとっています。そのうちの一つが、Cookieを使わずにコンバージョンを計測する手法である「コンバージョンAPI(※3)」です。


本記事では、TikTokのコンバージョンAPIである「Events API」についてお話します。TikTokの特徴にも触れつつ、Events APIの特徴や活用事例を詳しく説明します。



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目次[非表示]

  1. 1.TikTokとは
    1. 1.1.TikTokの特徴
    2. 1.2.増加するユーザー数
  2. 2.TikTokのEvents APIとは
    1. 2.1.TikTokのEvents APIの特徴
    2. 2.2.Events APIが注目されている背景
    3. 2.3.Events APIの導入するには
  3. 3.事例
  4. 4.まとめ


※1 3rd Party Cookie :訪問したサイト以外の「第三者」ドメインが発行するCookieのこと。これを使うと、ドメインをまたいだ広告出稿や効果計測が可能となります。
※2 IDFA:Identifier for Advertisersの略で、Appleが端末に割り当てるデバイスID
※3 コンバージョンAPI:API(Application Programming Interface:ソフトウェアやプログラム、Webサービス同士を連携する仕組み)を活用して、広告主のサーバーからプラットフォーマーのサーバーに直接データを送信する仕組み。


TikTokとは


はじめに、TikTokの特徴を紹介します。


TikTokの特徴


TikTokは、15秒から10分の動画を投稿できる、モバイル向けショートムービーのプラットフォームです。アプリ内で撮影から動画編集、さらに投稿まで対応することが可能です。


誰でも簡単に動画を制作できるため、若い世代を中心に人気があります。TikTokは、プラットフォームにアップロードされるすべての動画の寸法を1080×1920ピクセルにすることを推奨しています。このサイズは、スマートフォンの縦長画面にきれいに収まることから、没入感を得られやすいというメリットがあります。


また、TikTokにおいて広告を出稿できるプラットフォームを「TikTok for Business」と呼びます。広告アカウントを開設すると、誰でもTikTokの運用型広告を出稿することができます。


増加するユーザー数


アプリ市場を調査・分析している企業であるApp Annie社が発表した内容によると(※4)、2021年に世界でもっともダウンロードされたソーシャルアプリはTikTokです。


日本国内におけるTikTokのユーザー数は、2,600万人(2024年1月時点)を超えており(※5)、年々ユーザー数が増加しています。2022年8月に総務省が発表した内容によると(※6)、TikTokのユーザーの年代別の割合は、10代では60%を超えており、20代で46.5%、30代で23.5%、40代は18.8%となっています。


若年層を中心に幅広い世代のユーザー数が伸びていることから、TikTokは、広告媒体としての効果も期待できます。


※4 Forbes「2022年世界のアプリランキング、TikTokが6億7000万DLで首位に」
※5 statista「2024年1月時点 ティックトック(TikTok)の利用者数が最も多い国」
※6 総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」


TikTokのEvents APIとは


TikTokは、広告媒体として企業に活用されています。


一方で、昨今のプライバシー保護の潮流により、配信された広告の効果を計測する際に用いられている仕組み「Cookie」の規制が強化されたことで、広告の広告効果の計測において情報取得の精度に影響が出ています。このようなことから、TikTokにおいても、広告効果を正確に計測し、広告配信の最適化を目指すためには対策が求められます。


ここからは、TikTokが提供する、Cookieを使わずにコンバージョンを計測する手法「Events API」についてお話します。


TikTokのEvents APIの特徴


Events APIは、TikTok for Businessが2022年12月から提供を開始しました。Events APIを活用することで、Webサイトにおけるユーザーの行動などの情報を、広告主のサーバーからTikTokのサーバーにデータを送ることができます。


コンバージョンAPIによるデータの流れ


Events APIにおける計測では、Cookieを使用しません。そのため、Cookie規制により欠損したコンバージョンデータを補完できるため、正確なデータ計測が期待できます。


広告主は、TikTokでの広告運用において、Events APIを使用すると次のメリットを得られます


  • 広告効果がより正確に計測できるようになる
  • 広告の機械学習が促進される
  • 広告のターゲティング精度向上が期待できる
  • コンバージョン単価の低下が期待できる

TikTokにおける広告効果の計測には、ピクセル(※7)が活用されますが、TikTokは、広告のパフォーマンスの最大化を目指すため、Events APIとピクセルの併用をおすすめしています。


※7 ピクセル:Webサイトにおけるユーザーの行動を計測する目的で設置するコード


Events APIが注目されている背景


広告効果の計測において、Cookieの情報が引き継がれなくなると、ブラウザから情報を引き継げなくなり、コンバージョンデータの欠損が起こります。コンバージョンデータの欠損が起こると、機械学習を活用した最適化を目指すのが難しくなります。その結果、ターゲティングの精度が低下し、コンバージョン単価が上昇する可能性があります


このようにCookie規制が広告効果に影響を与える可能性があるため、Cookie規制の対応策としてEvents APIに注目が集まっています。


Events APIの導入するには


Events APIを導入するには、開発環境の準備とエンジニアの協力が必要です。また、導入までの期間は、1週間から4週間程度が必要になります。


自社のみでのEvents APIの導入を目指す場合は、社内の開発者や技術チームなどを整える必要があります。


自社における開発リソースが不足している場合は、Web広告代理店やツール提供会社に依頼して導入するのも手段の一つです。



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事例


ここからは、エステ事業を営む企業が、Events APIを導入した事例を紹介します。


クライアントは、自社のWebサイトにおけるカウンセリング予約完了の計測を行っていました。これまでの計測と、Events APIの導入後の計測を比較した結果、コンバージョン補完率(※8)が13%向上していることが明らかになりました。


TikTokのAPIによるコンバージョン補完事例


※8 コンバージョン補完率:(Events API導入後の計測におけるコンバージョン数−これまでの計測におけるコンバージョン数)÷これまでの計測におけるコンバージョン数


まとめ


本記事では、TikTokのコンバージョンAPIである「Events API」についてお話しました。TikTokで広告を配信する際に、Events APIを使用することで、広告効果の正確な計測、ターゲティング精度の向上、コンバージョン単価の低下が期待できます。


エステ事業を営む企業が、Events APIを導入した事例では、コンバージョン補完率が13%改善されました。


しかし、Events APIの導入には、開発環境とエンジニアの協力が必要であり、導入までに、1週間から4週間程度の期間が必要になります。


これから、TikTokにて広告の出稿を本格的に行いたいお客さまは、Events APIの導入に関する知見や、専門のテクニカルチームを有しているオプトに、ぜひご相談ください



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