
Slackで定型の文章を何度も書く。メールで毎回同じ説明文を送る。
私たちの仕事には、こうした「同じ表現をくり返し作る作業」が少なくありません。
Gem(Google Gemini のGems)は、この手間を減らすための用途特化のカスタムAIボットです。
最近はリンク共有にも対応し、作ったGemをURLひとつで社内外に渡せるようになりました。
この記事は、ビジネスパーソンに向けて「Gemを今日から使い始める」ためのガイドです。
💡OPTのAI通信ではAIエンジニアが書く最新のAIニュースをお届けしております。

Gemは、同じ作業や複雑な工程を繰り返すときに強い“専用ボット”です。
要するに、「用途別の小さなAIエキスパートを持つ」イメージです。

作ったGemはリンクで共有できます。
Gemは「個人用ボット」から、「知識と手順を配るハブ」へと広がりました。
説明のくり返しがなくなる
事前にGemリンクを渡せば、会議やチャットで同じ説明を繰り返す必要がありません。
会議準備がぐっと楽に
資料や記事を貼るだけで、そのGemの型で要約。事前配布がスムーズになります。
“詳しい人”と思われる
ニュースや調査をGemに整頓して配布すれば、自然と情報のハブになれます。
ここでは、今日から実務に使える3つのシーンを紹介します。
おすすめ指示(コピペOK)
あなたはB2B提案のアナリスト。入力資料から市場トレンド、競合の強み/弱み、 差別化ポイントを整理し、最後に「次の一手」を3つ提案してください。 出力順序:1要約(5行)→2示唆(3点)→3次の一手(3点)→4参考資料リンク一覧 テーブルを使って簡潔に。
おすすめ指示(コピペOK)
編集長として、貼り付けたニュースを以下の型で要約してください: 【一文要約】【新しさ】【実務への影響】【出典URL】 重複は統合し、最後に「今週の優先アクション」を3つ挙げてください。
おすすめ指示(コピペOK)
学習コーチとして、貼り付けた内容を「要点」「よくあるつまずき」「明日の復習」の3部構成で整理。 最後に確認クイズを5問作ってください(○×または三択)。
Gemの導入はとてもシンプルです。3分で始められます。
※ まずはWeb版での作成・共有がスムーズです。Workspaceでは管理者ポリシーに従ってください。
Viewerで配る、Editorで育てる
完成度の高い内容はViewer。共同で育てたいときはEditor。
型(テンプレ)を決める
例:営業は「要約→示唆→次の一手」、ニュースは「要約→新しさ→影響→出典」。
1Gem=1テーマ
テーマごとに分けると再利用しやすい。
最初の数行で全体像
忙しい相手でも要点が一目で伝わる。
Q. 共有は難しくありませんか?
A. URLを作って渡すだけで、閲覧/編集権限も選べます。
Q. 相手はアカウントが必要ですか?
A. 権限設定によります。業務では相手のビジネスアカウントに閲覧権限を付けるのが安全です。
Q. どのテーマから作ると効果的ですか?
A. まずは「毎週やっている定型作業」から。ニュース要約、提案前ブリーフ、定例の議事メモなどがおすすめです。
今日、気になる記事をひとつGemに貼って要約し、社内メンバーにリンクを送ってみてください。
「知識と手順の共有」がどれだけ楽になるか、すぐ実感できます。
弊社では、クライアントの業務課題に対して、
AI技術と業界知見を掛け合わせたソリューション提案を行っております。
など、どんな段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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